福祉用具としてのベッドのメリットには、どのようなものがありますか?
メリットとしては、次のようなものがあげられます。
■介護する側が楽になります。
■起き上がりや、立ち上がりが楽になりますので安全です。
■腰掛ける姿勢が楽とれますので、車いすなどへの移乗動作がしやすくなります。
■ベッドにいろいろな付属品が取り付けられます。
■一般のベッドとは違い、さまざまな機能や付属品によって、利用者がベッドから出やすいつくりになっています。
では、デメリットにはどのようなものがありますか?
デメリットとしては、次のようなものがあげられます。
■ベッドは大きいですから、まず置くことができるかどうか検討しなくてはなりません。
■ベッドを利用することへの不安感があったり、転落の可能性もあります。
■ふとんのように片付けることができないので、「万年床」と同じになってしまいます。これによって、寝たきりをつくりやすいともいわれます。
■利用する人がこれまで畳やコタツといった生活をしていた場合、ベッドになじみにくいといった場合があります。
ベッドを利用する際の注意点は?
ベッドを利用する際は、前述のメリットを生かし、デメリットについては、移動用バーやベッド用テーブルなどのベッド周り用具を有効活用することでそれをカバーすることが必要です。
また、日中はベッドから離れるようにするなど、横になる時間を少しでも短くする生活習慣を整えることも重要になってきます。 |