整容用自助具の選び方は?
次のような点に注意して選ぶとよいでしょう。
■何がどのように不便なのかを見極め、どうしたらよいか考えます。
たとえば、くし、歯ブラシなど、手が届かないのであれば柄を長いものにします。力が足りないときは柄が太いものや、持たなくてもよいものにします。
■毎日使用するものの場合、どこに、どのように保管するか考えます。
自分で清潔に管理できるように、洗浄や収納も含めて決めます。
■電動歯ブラシや髭剃りは、ブラシの部分や刃の部分の取替え操作が安全で簡単にできるものを実際に確認して選びます。
■持たずに整容動作をするための口紅ホルダーやドライヤーホルダーは、据置型スタンドや壁掛式など、自分が動くことで楽に使えるように設置位置や高さを決めます。
また、スイッチの操作ができるかどうかの確認もします。
■一般商品に手を加える爪切りなどの場合は、動きや感覚、器用さなど、本人の状況をよく確認して、繰り返し行ってみることで適合させていきます。
■外出時に使用するものの場合は、さりげなく使える色や形を選んだり、価格的にも特別でないものを選ぶようにします。 |