建物の写真は信用してはいけない?
有料老人ホームの開設の年月日にも注意が必要です。というのは、仮に1年前に開設したばかりであっても、実は建物の建築は10年前で、社員寮などの改築だったというケースがあるからです。
もちろん、その有料老人ホームからすると新規オープンには違いないのですが、譲渡や買収によって運営会社が変わっただけという場合は、建物は以前の施設をそのまま利用しているわけですから、新しい建物を想像していると意外と古いと感じてしまう可能性もあるのです。
また、パンフレットなどに掲載されている建物写真は新築時のものですから、写真を信用してはいけません。
なお、建物の築年数については、見学時か電話で聞いて確認するしか方法はありません。
イラストのパンフレットも要注意
新築マンションのように、写真ではなくイラストで建物の外観図を載せているパンフレットも多くありますが、これですと日当たりや近隣の建物・道路がどのようになっているのかまったくわかりません。
なので、見学に行くまでもなく、近くから外観を見るだけでもわかるはずですから、周辺環境や建物については、やはり実際に足を運んで確認するようにしましょう。
古い建物ですと、入口に数段の階段があるなど使い勝手が悪いこともありますので、併せてチェックするようにしたいです。 |