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リハビリで有料老人ホームを選ぶときは?

有料老人ホームのリハビリとは?

有料老人ホームのパンフレットやホームページを見ると、リハビリを掲げているところが多くありますが、実際に有料老人ホームを探すときには、次のような点に注意する必要があります。

■生活リハビリのみなのか
■機能訓練が受けられるのか

生活リハビリとは?

有料老人ホームで行うリハビリの中には、いわゆる生活リハビリを指しているものが少なくありません。生活リハビリというのは、入居者が日常生活の中で、次のようなことを行うことをいいます。

■食事・更衣・移動などの日常生活動作を、自力で積極的に行うこと
※たとえば、歩行が不自由な人が、介護士の見守りのもと、廊下で手すりを使って歩くことも生活リハビリになります。

■介護予防のための健康体操などを行うこと

よって、有料老人ホームでできるリハビリが生活リハビリの場合には、病院と同じようなリハビリを期待してる方からすると不満に感じるところがあるかもしれません。

なお、生活リハビリだけでもスタッフの経験や技術が高いと、機能回復を図れる場合もありますので、スタッフ配置を見るだけではわからないこともあります。

リハビリで有料老人ホームを選ぶ際には、事前の見学や担当者に話を聞くなど、しっかり確認することが大切です。

病院と同等の機能訓練は受けられるのですか?

有料老人ホームでも病院と同等の機能訓練を続けたい場合には、希望するリハビリがその有料老人ホームでも受けられるのかどうかを、次の点に注意して確認するようにしてください。

■機能訓練室※があるか、リハビリ器具が充実しているか
食堂等との兼用の場合もあります。

■リハビリ器具の使用方法を指導できるスタッフ※が常駐しているか、また非常勤の場合には、ホームに来てサービスを提供しているのはどの程度の頻度か
※理学療法士、機能訓練指導員など

■リハビリにかかる費用はどのくらいか
・有料老人ホームによっては、月額利用料金の管理費内で賄われるところと、別途実費負担となるところがあるますので注意が必要です。
・別途実費負担の場合には、実際にどのくらいの費用負担が発生するのかについて確認しておきましょう。

有料老人ホームを見学したり、担当者から説明を受ける際には、上記のような点に気をつけるとよいと思われます。

ただし、機能訓練室にリハビリ器具がそろっていても、専門の指導員が指導する頻度が少なかったり、大きな器具を使わない作業療法を得意とする有料老人ホームもありますので注意してください。


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