定期借家契約で家を貸す方法というのはどのようなものですか?
定期借家契約というのは、契約期間が満了したら、更新することなく終了できる※という契約方法です。
従来の借家契約ですと、正当な理由がない限り家主側から契約更新を拒否することはできませんでしたから、どちらかといえば貸す側に有利な契約方法となっています。
定期借家契約は、更新のない契約ですから、自宅を一時的に他人に貸して、いずれは子供に譲りたいというお考えの方には最適です。
その分家賃は低く設定せざるを得ませんが、貸し手のほうにメリットのある方法なので検討してみてはいかがでしょうか。
※再契約は可能です。
移住・住みかえ支援機構(JTI)とは?
移住・住みかえ支援機構(JTI)というのは、住み替えを希望している高齢者のマイホームを借り上げ、賃料を保証する非営利法人のことで、平成18年4月に設立されました。
今後、家を手放すことなく現金を得るための新しい選択肢として、注目が高まりそうです。
リバースモーゲージとは?
リバースモーゲージというのは、不動産を担保にして銀行などからお金を借り、死亡時に不動産を処分して精算するという仕組みです。
なお、リバースモーゲージは通常の借金と同じですので、当然利息が発生します。
ちなみに、生前に借入金などを返済することなく自宅を確保しておけますが、地価の下落や長生きするとその分利息がかさむというリスクもあります。
よって、有料老人ホーム入居の資金調達手段としてはあまり得策とはいえないかもしれません。どうしても自宅を残しておきたいという場合の、選択肢の一つと考えておくとよいと思われます。 |