有料老人ホームを見学したら部屋がとても狭かったのですが…
有料老人ホームの部屋が、一戸建てや家族で住んでいたマンションなどと比較すると、狭いと感じるのは当然だと思います。
ただし、有料老人ホームの部屋というのは、「入居者の住まい=1居室のみ」ではなく、「入居者の住まい=1居室+共有スペース建物全て」という考え方で運営されています。
よって、有料老人ホームの部屋というのは、ある意味「寝室」と思ったほうがよいかもしれません。
なお、一般的な有料老人ホームの居室の広さは、次のようなものです。
<一人用個室>
■一般居室 ⇒ およそ14畳以上(21.6u以上)
■介護居室 ⇒ およそ8畳以上(13u以上)
<夫婦等2名用個室>
■一般居室 ⇒ およそ20畳以上(31.9u以上)
■介護居室 ⇒ およそ14畳以上(21.3u以上)
一般的な居室はどうなっているのですか?
一般的な介護居室というのは、一人当たりの居室にトイレと洗面台がついているというものになります。収納スペースの有無については、施設によって様々なようです。
こういった間取りなので、ご自宅からの住み替えを考えていらっしゃる方からは、今まで暮らしていた家に比べて狭くて不便だという声もあるようです。
こうした声に応えたものとして、最近では、居室内にもIHのミニキッチンやシャワールームなどを設けている介護付有料老人ホームも増えているようです。
また、どうしても広い部屋でないと嫌だという方の場合には、料金は高くなりますが、施設によっては、夫婦用の広い部屋を1人で利用する相談に乗ってくれるところもあるようです。
なお、自立に近い暮らしができる方の場合には、「ケア付のシニアマンション」を検討してみてもよいかもしれません。
「ケア付のシニアマンション」というのは、通常のマンションのような設備や間取りに、緊急コールやケアスタッフのサービスが付帯したものです。
いずれにしても、有料老人ホームを検討する際には、入居者のこれからの暮らしを想定することが大切です。 |