あいまい・誤解を生む表現には要注意
有料老人ホームのパンフレットや広告については、文章だけでなく、写真やイラストなどにも注意が必要です。
といいますのは、有料老人ホームの誇大広告をめぐっては、入居者がホームを訴えたケースや、公正取引委員会が広告主であるホームに排除命令を出したケースもあり、トラブルが頻発しているからです。
よって、あいまいな表現や条件を満たさないと表記できない表現などには、十分な注意が必要です。
公正取引委員会のルールとは?
公正取引委員会では有料老人ホームの広告に関してルールを定めており、有料老人ホーム協会も、このルールにのっとって広告の表記については、細かなガイドラインを設けています。
広告やパンフレットというのは、写真などによるイメージとも深く関係してきますので、たとえ文言としては不当表示などの問題がなくても、写真やイラストなどで誤解が生じるケースが多いようです。
実際、イメージについては、公正取引委員会では特にルールを決めていませんので、入居者の側で自衛手段を取っておかなければならないのです。 |