脳卒中とはどのような病気ですか?
脳卒中とは、一般的に脳の血管が破裂したり、詰まったりして、脳を取り巻く血管の異常によって起こる病気のことをいいます。また、専門的には脳血管障害といいます。
高齢者は、血管が老化したり動脈硬化でもろくなっているので、脳卒中が起こりやすいといえます。
近年の日本人の死因のトップはガンですが、80歳以上の高齢者に限れば、そのトップは、脳卒中になっています。
脳血管障害について
脳血管障害は次のように分類されます。
■脳梗塞
・・・脳の血管に、血のかたまり(血栓)ができて詰まってしまうものです。
■脳出血
・・・脳の内部の血管が切れて出血してしまうものです。
■くも膜下出血
・・・脳をおおっている膜と脳の間に出血するものです。これは、脳動脈瘤が破裂することで起こります。
上記のうち、以前は脳出血が圧倒的に多かったのですが、近年では、脳梗塞が多数を占めています。 |