どのような方法がありますか?
住宅型有料老人ホームも介護付有料老人ホームと同様、次のような3つの入居方法があります。
■終身利用権方式
⇒ 終身利用権の中身は、次のような権利であり、その権利は終身享受できます。
・プライバシーが保てる居室とオープンスペースである共用部分を使用する権利
・生活サービスをはじめ介護サービスを利用する権利
⇒ その権利は本人一代限りなので譲渡はできません。
■分譲方式
⇒ 運営会社の分譲したホームを購入しそこに住むため、所有権を持つことになります。
■賃貸方式
⇒ 賃貸マンションのようなものです。
⇒ 最近は、同じ賃貸型でも入居一時金を支払い、さらに毎月の家賃を支払うタイプが増えていますが、これは、入居時の費用を少しでも低く設定して入居しやすくしているからで、それによって、毎月の費用も年金額内に納まる工夫がされているのです。
分譲方式の注意点は?
住宅型有料老人ホームの分譲方式の場合、入手したホームを手放したくなったら、そのときの売買は自分で行わなければなりませんので、それについては注意が必要です。
ちなみに、街の住宅仲介業の不動産屋は、有料老人ホームの取り扱いはしていません。
これは、入居するには年齢制限や入居条件があり、誰もが買える物件ではないことから斡旋していないのです。
かつてバブルの時代に購入した有料老人ホームが、その後10分の1の価格でも売れないといったケースもありますから、購入に当たっては十分な注意が必要です。
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