福祉用具支援の原則とはどのようなものですか?
簡単にまとめると、以下の5つになります。
■本人の能力と福祉用具の性能が一致しているかどうか。
■介護者がその福祉機器を使えるかどうか。
■その住居で使える用具かどうか。
■いくつかの福祉用具を使う場合に福祉用具同士が矛盾しないかどうか。
■費用負担はどうか。
福祉用具支援は、どのように位置づけられているのでしょうか?
次のように位置づけられています。
■福祉用具支援は生活支援の一部分です。
・福祉用具を利用することで安易に問題の解決につながることが多くあります。
・生活状態によっては、他の手段が適していることももちろんあります。
■福祉用具は目的に合わせてうまく使いこなしましょう。
・福祉用具支援には、自立支援と介護負担の軽減というふたつの側面があります。
■他のサービスと相互補完の関係
・福祉用具の導入を決めた場合でも他のサービスとの調整が必要になります。
・代表的なものとしては、福祉用具の利用と住宅改修とは一体になって運用されるサービスです。
■福祉用具の導入は生活改善の起爆剤です。
・はじめは比較的なじみやすいベッドや車いすといったものから導入し、使っているうちに、予想を上回るような効果を実感できたりすると、福祉用具に対する抵抗感がなくなります。
・あきらめたり、低下した生活レベルに我慢していた人が「まだまだ改善できるかもしれない!」と感じてくれれば、大きな自信と生活を変化させようという動機にもつながります。 |