ターミナルケアの意味は?
ターミナルという言葉自体が、末期のという意味がありますので、多くは、ガン末期などの人への援助などの場合に使われています。
ターミナルケアの考え方について
ターミナルケアの場合、末期を迎える場所が、自宅なのか施設なのかによって、介護者に求められる姿勢や技術なども異なってきます。
自宅の場合ですと、病人の看取りへの考え方を知り、家族自身も悔いが残らないような援助が大切になってきます。 また、施設の場合ですと、ほかの入所者への配慮がそれを併せて必要になってくるでしょう。
ターミナルケアはどのように行なわれるのですか?
末期の人は、さまざまな苦痛をかかえていますので、きめ細かな援助が必要になってきます。
身体的には、食欲不振、じょくそう、疼痛、排せつ障害などが見られることが多いですので、これらからくる痛みに対しては、マッサージや座布団、枕などを利用することも有効になります。 また、口腔清拭や皮膚清拭による合併症の防止も重要です。
身体だけではなく、精神的なケアも大切です。
末期の人は、たとえ死を受容したとしても、拒否する気持ちは強いものですので、介護者は、コミュニケーションをとることで、精神的に平穏な状態に導いていくことも必要になります。
社会的には、疎外感を抱きやすい状態になっていますので、家族や友人を含めて介護することが大切になってくるでしょう。 |