有料老人ホームのパンフレットを見ますと、利用料は、人件費＋管理費などとわりと簡単に書かれていることが多いです。これは有料老人ホームを立ち上げる時のプロセスに問題があるようです。

つまり、企画を立てた人が、有料老人ホームの運営までタッチするとは限らない、すなわち、商品であるホームのハードと運営内容のソフトを熟知した上でサービスメニューをつくるケースが非常に少ないということです。

商品である施設と、ホーム運営の要であるサービス内容が連動しないまま、有料老人ホームの募集を始めることが多々ありますが、このことが利用料が明確に書かれていない要因になっているようです。

ちなみに、営業は営業に専念して、入居者が契約したら、後は運営の職員におまかせという有料老人ホームはかなり多いようです。

利用料の安さが魅力で入居した、という話もよく聞きますが、人件費こそが利用料のベースになっていますので、これについては、次のようなことを考えてみてください。

■どこかに無理がないかどうか。
■サービスが本当に行き届いているのかどうか。
■施設長だけが正社員で、その他のスタッフはパートやアルバイトではなかったかどうか。...など

ちなみに、最近の低価格の有料老人ホームには、共用部分の清掃が行き届いていないなどといったところもあるようですので、注意が必要です。

□契約内容を十分把握する
□入居一時金の高い安いだけでは選べない
□月額利用料がアバウトなわけは？
□食事サービスは入居のポイント
□生活サービスのポイント

□入居一時金は譲渡できない
□月額利用料の内訳
□間取りや備品の変更は可能？
□フロントサービスはきめ細かさがポイント
□健康サービスのポイント