見るべきポイントは?
重要事項説明書の「従業員に関する事項」を見れば、介護職員や看護職員などが、どのような資格を持っていて、何人働いているのかを知ることができます。
そして、まず見るところは「夜勤を行う看護職員および介護職員の人数」です。ここが1人しかいない場合には、夜間は「介護職員のみ」だと考えられます。
「夜勤を行う看護職員および介護職員の人数」の適切な人数は?
基準としては、夜間最少時の人数が入居者30人に対して1人の割合であれば合格ライン、20人に1人であれば安心ラインといえるでしょう。
このように、夜勤の人数だけを見るだけでも、おおよその判断基準になると思われます。
「前年度1年間の退職者数」で職員の入れ替わりをチェックする
重要事項説明書の「前年度1年間の退職者数」を見れば、職員の入れ替わりの激しい施設かどうかがチェックできます。
前年度1年間の退職者数が多いところは、職員の入れ替わりが激しいことを意味していますので、ホームの経営体制や勤務体制などに何らかの問題があると考えられます。
また、具体的には、介護職員の半数以上が、前年度1年間に退職しているかどうかが判断基準になると思われますので、このラインを超えているホームについては、選択からはずした方が無難です。
なお、介護職員の経験年数もわかりますので、ベテランと経験の浅い人との比率もチェックできます。 |