職員の入れ替わりの激しい施設かどうかをチェックする
最近はニュースなどでも度々取り上げられていますが、有料老人ホームは常に人手不足の状態です。それにより過剰労働を強いられ、次々と人が辞めていくホームも少なくありません。
このような職員の入れ替わりの激しい施設かどうかというのは非常に気になるところですが、これも重要事項説明書の記載を見れば判断することが可能です。
具体的には、介護・看護職員の「前年度1年間の退職者数」を確認します。
前年度1年間の退職者数が多いところは、職員の入れ替わりが激しいことを意味していますので、ホームの経営体制や勤務体制などに何らかの問題があると考えられます。
ちなみに、前年度の採用者数が多いのも同様に注意が必要です。
「担当者がしょっちゅう変わる」とか「スタッフの入れ替わりが激しく、引継ぎが十分でない」「施設長のやり方がスタッフと合っていないようで入れ替わりが早い」などといった苦情もあるようですから、スタッフの様子については見学などで確認しておいたほうが安全です。
なお、介護職員の経験年数もわかりますので、ベテランと経験の浅い人との比率も確認することができます。
具体的な判断基準は?
具体的には、介護職員の半数以上が、前年度1年間に退職しているかどうかが判断基準になると思われます。
よって、このラインを超えているホームについては、選択からはずした方が無難です。 |