「前年度退去した人の数とその理由」では何がわかるのですか?
重要事項説明書の「前年度退去した人の数とその理由」を見れば、いったん入居者が集まったものの、その後退去した人の数がわかります。
ここで、退去先が「自宅やその他」になっている人が多い場合は、何かその有料老人ホームの運営に問題があると考えたほうがよいかもしれません。
なお、判断基準ですが、退去先が自宅やその他の人が入居者の1割程度いる場合には、その有料老人ホームは避けたほうが無難です。
「居室の状況」では部屋の広さをチェック
重要事項説明書の「居室の状況」を見れば、居室の広さがわかります。
ここで、1人部屋で15u前後というのは狭いと感じるかもしれませんが、要介護の人を対象とした有料老人ホームの場合には、居室で介護が行われますので、自立型(30〜80u程度)ほどの広さは必要ないと思われます。
なお、国の指導指針による基準は13u※ですから、そのくらいあれば安心ラインといえます。
※独身寮などを改築した有料老人ホームの場合は6畳=9.9uでもよいとされています。 |