有料老人ホーム(介護施設)ガイド



財務諸表の読み方(長期支払い能力)について

長期支払い能力があるかどうかを判断する

有料老人ホームの財務体質の安定度を判断するには、次の自己資本比率を見ます。

⇒ 自己資本比率=「自己資本」÷「総資本」×100

そして、この自己資本比率のパーセンテージが高い企業ほど財務体質が安定しているといえます。具体的な判断基準としては、理想は50%、合格レベルは30%といったところです。

なお、短期支払能力があるかどうかは、流動比率でチェックできます。

経営効率をチェックする

経営効率については、「自己資本当期純利益率」を見れば、株主が拠出した自己資本を用いてどれだけ効率的に利益を上げたかどうかがわかります。

具体的な判断基準としては、自己資本当期純利益率が15%あれば高い部類で、安心レベルといえます。

ちなみに、介護業界の財務諸表の読み方としては、赤字経営が続いているのは問題があるものの、かといって利益が大きければ健全であるとも一概にはいえませんので、一歩引いて数字を見ることが大切です。


「契約の解除」
「前年度退去した人の数とその理由」「居室の状況」
「契約締結日から90日以内の契約解除による返還金」「介護サービス一覧表」
財務諸表で経営の安定度を知る
財務諸表の読み方(長期支払い能力)

「入居者の状況」「入居率」
「利用料」「保全措置」
「介護サービス一覧表」をチェック
財務諸表の読み方(収益性)
有料老人ホームと親会社の業種との関係


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